インターン体験記

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平成19年度夏期インターン体験記

一橋大学
国際公共政策大学院
小林綾子


 私は現在国際公共政策大学院に所属し、将来的には平和構築分野で実務家として社会に貢献したいと考えています。今回は日本国内で、平和構築と関係のある機関や団体の活動の実際やマネジメントをどのように行っているのかということに関心を持って受入先を探し、OPACで受け入れていただくこととなりました。
 今回のインターンは、主にJICAからの受託事業である留学生セミナーの事前準備と運営の補助を内容とするものでした。2週間という短い期間ではありましたが、期間の長短だけでは表せないほど多くのことを学べたと思っています。まだまだ未熟な身であり、業務補佐としては至らないところがありましたが、運営の中で、どのような経緯でOPACが留学生セミナーを担当することとなり、実現するに至ったか、どのような方がセミナーに関わっているのかなど、資料を拝見したり関係者の方から伺い、大学院では学べない運営の「実際」を知ることができました。
 セミナー期間中は、講義や視察に同行し、運営のサポートをしながら自分自身も沖縄について、また平和構築についてたくさんのことを吸収しました。実は初の来沖であり、沖縄について知らないことばかりで留学生の質問に答えられないことの方が多かったのですが、バスの中などで優秀な留学生と意見を交換するのはとても刺激的で有意義な時間を過ごすことができたと思います。ワークショップでは、OPAC職員の他にファシリテーターの方も加わりさらに興味深い内容でした。単に理論や社会問題を議論するのではなく、レクリエーションの要素も取り入れつつ、同時に紛争や対立・協力について考えさせるという工夫には感動しました。ワークショップは参加者として過ごさせていただく機会でしたが、参加者としてかつ運営補佐として十分に仕事をこなせない面があり、その点については反省しています。後半ではグループに貢献できたところもありますが、自分の役割とはどのようなものであったかについては課題が残るものであったと思います。
 最後に、インターン期間中全般を通して毎日オフィスで熱心にご指導・アドバイスをくださった清水さんと仲泊さん、OPACを知るきっかけとなった存在でもあり、セミナーに関することだけでなく研究についても考える機会をくださった上杉先生、またお忙しい中打ち合わせやワークショップで助言をしていただいたり進路等の相談にものってくださったファシリテーターの又吉さん、宜保さん、柴田さん、その他の関係者の皆様本当にありがとうございました。OPACでのインターンをしなければきっと見えなかったであろうNPOの運営について知り、素晴らしい方々と出会い、話し、仕事をし、さらには言われるがまま行動するのではなく、自分の意見も聞いていただける雰囲気であったことで自分自身が考え、行動するという非常に実になるインターンシップを経験できました。